10月に核実験が行われて以来、全世界の注目が北朝鮮に集まっている。日本でも毎日ニュースが放映され、「あそこは本当に大丈夫なのか?」と心配する人が少なくない。しかし北朝鮮との国境にあるこの街を訪れた人々が、一番感じたのはその落ち着いた雰囲気だ。少なくとも中国側では、核実験による異変は少しも見られず、町はいつものように静かである。
川沿いにたたずむ観光客は、のんびりと周囲の眺めを楽しんでいる。昼頃、新郎新婦を乗せた1隻の遊覧船が、中国側から水上に出て進み始めた。川岸で見張りをしている2か国の兵士や観光客などは皆、この賑やかな船に注目している。新郎新婦は甲板に上がり、友人たちの祝福を受けている。
(Record China) - 11月2日
中国・北朝鮮 国境の川で結婚式(2)―遼寧省丹東市
2006年11月1日、中国国境の町・遼寧(りょうねい)省丹東(たんとう)市から見る北朝鮮側にも、特に異変はないようだ。2か国の間を流れる鴨緑江(おうりょっこう)の向こう側には公園があり大きな風車が見えるが、地元の人に話を聞くと、これは動いたことがないそうである。公園では子どもたちが遊んでいる。川の中で1人の女性が貝を探している。
昼前後、2台のワゴン車がこの公園に入って来て、軍人と思われる新郎と、民族衣装姿の新婦が降りてきた。彼らはこれから、結婚写真の撮影を始めるようだ。
北朝鮮の人々も、他の国々の若者と同じように恋愛をし、結婚生活を送っている。ごく当たり前のことなのだが、なんだか不思議に思えてくる。彼らに全く外部世界の様子が分からないとは思えないが、こちらには全く無関心なように見える。向こうからもこちら側が見えるはず、鴨緑江の対岸の高層ビルが見えるはずだ。一体彼らはどのようなことを考え、日々を過ごしているのだろう。
(Record China) - 11月2日

